きゅうりの語源は黄瓜(きうり)?中国語を調べていて日本語の謎が解けた話

2026年5月22日金曜日

語彙

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ふと、「きゅうりって中国語で何て言うんだろう?」と気になって日中辞典を引いたところ、思わず「えーっ!」と声を出しそうになった。

きゅうりの語源は黄瓜(きうり)

きゅうりの語源を知る

中国語で「きゅうり」は“黄瓜huángguā”と書くらしい。
黄瓜。きうり。

…きゅうり!

ひょっとして「きゅうり」の語源って“黄瓜”なのでは!?
そう思った瞬間、頭の中に閃光が走ったような感覚を覚えた。
広辞苑で「きゅうり」を引いてみると「黄(き)瓜(うり)の意」と書いてあったので、やはり“黄瓜”が語源と考えて問題なさそうだ。

それにしても、現代日本人の感覚では「きゅうりは緑色なのになぜ黄色い瓜?」と不思議に思ってしまう。
Wikipediaによると、きゅうりは熟すと黄色くなる。
中国から日本に伝来したきゅうりだが、昔は中国でも日本でも、この熟して黄色くなった状態のきゅうりを食べていたので、“黄瓜”と呼んだそうだ。
つまり、「きゅうり」という語は、もともと中国語の“黄瓜”を日本語読みしたものだったのである。

『ノルウェイの森』の「キウリ」の謎が解けた

ここで、ある記憶がよみがえった。
村上春樹『ノルウェイの森』に、きゅうりを食べるシーンがある。
そのきゅうりの表記が、カタカナ3文字で「キウリ」なのだ。

私がこの作品を初めて読んだのは高校生のときだったと思うが、そのときは違和感を覚えつつも「村上春樹はオジサンだから『キュウリ』を『キウリ』って書いちゃうんだな」と、気にも留めなかった。
しかし、「きゅうり」の語源が「黄瓜(きうり)」だと知った瞬間、当時の違和感の謎が解け、点と点が一気につながった。

今回面白かったのは、中国語を調べていたはずなのに、最終的には日本語の語源にたどり着いたことである。
こういう瞬間があるから、語学学習はやめられない。


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