中国文学界のスターは誰!?中国近代文学の偉大な作家ランキング

2025年12月23日火曜日

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はじめに

図書館で《张爱玲精选集》を借りてパラパラめくっていたら、面白いページを発見した。
それが“世纪文学60家评选结果”だ。
北京燕山出版社が選んだ、20世紀の中国文学界における偉大な作家60人のリストである。

60人の作家は、専門家と読者の投票により選出され、ランキング形式で掲載されている。
2005年時点のランキングなので現在の評価とは異なるかもしれないが、中国の文学作品を読んでみたいという学習者にとっては作品選びの参考になるかもしれないと思い、ここで紹介することにした。

では、上位10名の作家から見ていこう。

世纪文学60家

第1~10位

第1位 鲁迅(魯迅)

1位は「まあそうだろうな」と誰もが納得するであろう。
日本の国語教科書に『故郷』が掲載されていることでもおなじみ、魯迅だ。中国文学に興味がない人も、名前くらいは覚えているかもしれない。
中国近代文学の父とも言える存在で、中国の国語教科書にも彼の作品が多数採用されている。

  • 代表作:『狂人日記』『阿Q正伝』

  • 热爱懒散 魯迅『故郷』を中国の国語教科書で読む!課題にも挑戦!
    小学校6年生の教科書で、魯迅『故郷』の一部を抜粋した文章《少年闰土》を読んだ私は、そのまま中学3年生の教科書に載っている《故乡》を読むことになった。
    2025年3月31日

    第2位 张爱玲(張愛玲)

    2位以下は正直に言って、中国文学に興味がある人以外には知られてないんじゃないかと思う。
    張愛玲は映画「ラスト、コーション」の原作者として多少話題になったか?

    日本語訳しか読んだことはないが、彼女の作品は心理描写や比喩が巧みでストーリーに引き込まれる。個人的には『傾城の恋』より『金鎖記』が好き。

  • 代表作:『傾城の恋』
  • 第3位 沈从文(沈従文)

    初めて知った作家だ。

  • 代表作:『辺城』
  • 第4位 老舍

    とりあえず名前は知ってる。日本では魯迅の次くらいに有名?
    昔『駱駝祥子』を読もうとした(もちろん日本語訳)けど、一瞬で諦めた。

  • 代表作:『駱駝祥子』
  • 第5位 茅盾

    この人も名前は知らなかったけど『霜葉は二月の花に似て紅なり』というフレーズは聞いたことがある。作品名だったのか。

  • 代表作:『子夜』『霜葉は二月の花に似て紅なり』
  • 第6位 贾平凹(賈平凹)

    やっぱり知らない人だなー。
    日本語で何と読むのかと思って調べたら「か へいおう」と読むらしい。

  • 代表作:『廃都』『老生』
  • 第7位 巴金

    読んだことはないけど名前は知ってる。もっと上位にランクインするかと思ってた。

  • 代表作:『家』
  • 第8位 曹禺

    名前も代表作も初めて知った。

  • 代表作:『雷雨』
  • 第9位 钱钟书(銭鍾書)

    上に同じ。

  • 代表作:『結婚狂詩曲』
  • 第10位 余华(余華)

    数少ない私でも名前を知っている作家なのに…。10位なのか。

    映画「活きる」

  • 代表作:『活きる』『兄弟』
  • 11位以下の気になる作家たち

    第15位 周作人

    1位・魯迅の弟。『枕草子』を中国語に翻訳している。

    第17位 朱自清

    お、この人の作品は授業で読んだことがあるぞ。

    “有的是”と“有的”は別物 “有的是”と“有的”は別物:思わぬ落とし穴にハマった話
    体感は全くないが、暦の上ではとっくに春らしい。
    2025年2月17日

    第48位 三毛

    この人の作品も何作か授業で読んだことがある。サハラ砂漠で過ごした日々を綴ったエッセイ《撒哈拉的故事》で有名。
    私の先生は「《撒哈拉的故事》は難しいから《雨季不再来》を先に読んだ方がいい」と言うので従ったが、半分も読めずに挫折してしまった。
    個人的には《撒哈拉的故事》の方が断然読みやすいと思う。この話はいずれ記事にするかも。

    鸡兔同笼 中国式つるかめ算“鸡兔同笼”の解き方
    台湾の作家・三毛(サンマオ)のエッセイに、こんな一節があった。
    2025年6月27日

    おわりに

    中国近代文学の重要な作家上位10人+αを見てきたが、日本での知名度はどうだろうか。
    私は教養がないので上位10人でさえ知らない作家ばかりだったが、一応、全員日本語訳が出ているみたいなので、やはり実力と人気を兼ね備えた作家たちなのだろう。
    まずは日本語訳を手がかりに、中国文学を楽しんでみようと思う。
    そしていずれは易しそうな作品から、原文にも挑戦してみたい。


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